菅野草苑さんのブログ

下北半島 恐山と仏ケ浦 [日常]

投稿日時:2013/06/07(金) 19:41

下北半島中央部に恐山と宇曽利湖があります。
山自体は878mの火山地帯。
日本三大霊場の一つ、恐山。
本尊は地蔵菩薩で862年に開山とあります。

私たちが行った時は人気は殆どなく、静かなたたずまいでした。
火山地帯で温泉も湧き、流れている水に手を入れると丁度良い温度でした。

ごつごつした石が転がり、石が積まれ、独特な雰囲気がありますが、
残念ながら、私は霊を感じることはなく、歩きました。
静かに白濁する宇曽利湖の奥の山には残雪があり、青空に佇んでいました。
新緑の始まった周りとは違い、恐山は地熱を感じ、蒸し暑い思いがしました。

恐山から、冬季間閉鎖されていた道を下り、佐井村へ。途中は今時珍しい砂利道。
観光船は今日の最終便。津軽の竜飛岬は風速10mの風で波が荒れている、
一時間後には仏が浦に吹くということで、心配しましたが、行くときは穏やかな海。
仏ヶ浦は青く静かな波で、満潮時。「飢餓海峡」の舞台にもなった奇岩の連なり。
岩一枚一枚が、荒波に削られた、まさしく大自然の造形です。
流れ着いた地蔵様が祀られているというお堂があります。


帰りの船は予想通りの荒波になって、右、左に揺れ、波しぶきの中の高速船となって
帰ってきました。

佛と霊の旅でした。


恐山入り口

地蔵様と白い砂地が見える

荒涼とした風景

風車が回る

宇曽利湖と山々

観光船から仏ヶ浦近くの岩

上陸してからの岩

仏様の岩

きれいな海と岩

流れ着いた地蔵を祀る(今は見ることが出来ない)お堂

波立つ海




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