菅野草苑さんのブログ 2013/8

福島県 浄土平付近

[日常] 投稿日時:2013/08/30(金) 18:53

8月ももう終わり。
今、高原ではリンドウが真っ盛り。
例年この季節になると、「リンドウが咲きました」というニュースが地元紙に
でます。今年のリンドウはどうなのか、期待に胸膨らませ、毎年、出かけます。

今年は8月29日に出かけました。

磐梯吾妻スカイラインの浄土平駐車場から登山開始。
一切経の岩場から沢山の噴煙が立ち上がり、硫黄の臭いも流れて来ます。
浄土平付近の草原から濃い紫色のリンドウが、今を盛りと咲いています。
ヤマハハコ、アキノキリンソウ、ウメバチソウ、ススキなどが盛りでした。

酸ケ平は草紅葉が始まり、ナナカマドの枝も早い所は美しい紅葉となっています。
やがて、鎌沼へ。
今年は雨が少ないのか、日照りなのか、沼の水は少な目。
それに、沼底に緑の藻が生い茂っています。

それでも、木道を挟んで、いたる所にリンドウが咲き、笹と背比べをし、笹に負け
じと、首を伸ばしていて、それはそれは綺麗でした。
五葉松の緑もマッスとなって見事な景色でした。

姥ヶ原付近ではキべりタテハの蝶を何度か見かけました。
この蝶は、7~8月の高所で見かけると後で知って、ラッキーな出会いでした。

川も水が少なく、涸れあがった所もあり、流れが少ない所はやはり、藻が生えていました。

私たちと同じように、リンドウを目当てに来ている登山者に沢山会いました。
のんびり、ゆっくり、高原の過ぎゆく夏を満喫しました。

浄土平から見た一切経の噴煙
遠くからも硫黄が見える
群生で咲いているヤマハハコ
草紅葉の始まった酸ケ平
酸ケ平の池塘とヤマハハコ
鎌沼と東吾妻山
鎌沼と枯れだしたコバイケイソウ
紅葉が始まるナナカマド
リンドウ咲く木道
ウメバチソウとリンドウなど
浄土平からの吾妻小富士


会津駒ヶ岳山頂付近の植物

[植物] 投稿日時:2013/08/13(火) 14:30

1000mあたりはブナ林からはじまり、オオシラビソの林となり
2000mの山頂付近は草原地帯になって、湿地植物と池塘が点在しています。

雪解けの水や雨水が溜まった池塘付近の地面には、ワタスゲ、ヒメシャクナゲなどが
少し咲いていましたが、花の時期は終わったようで、あまり綺麗な姿ではありませんで
した。

山頂付近の草原はコバイケイソウが一面群生し、今が満開のところ、蕾のところ、
やっと成長してきたところと、変化に富んだ咲き方で、咲いています。
雪解けの時期の違いからこのようになるようです。

ハクサンコザクラも雪解けの進んだ所から咲き出し、群生しています。
イワイチョウの群生ありましたが、咲いているのは少し。
花の見頃はこれからのようです。

いろいろな高山植物が順番に最盛期を迎え、草原を飾る、会津の山々です。

イワイチョウ
キンコウカ
ハクサンチドリ
チングルマ
ハクサンコザクラ
シナノキンバイ



会津駒ヶ岳

[日常] 投稿日時:2013/08/12(月) 16:07

梅雨明けが発表されたのに、また連日の雨降りが続いた後の8月7日
福島県桧枝岐の、会津駒ヶ岳(2133m)と山頂から続く中門岳
(2060m)に登って来ました。

前日の夜まで雨が降っていましたが、朝は靄が晴れて青空。
しかし、蒸し暑い登山となりました。
この山は3度目ですが、中門岳まで行くのは初めてです。
登りばかりの急登で、息が上がってしまいました。
ゼイゼイハアハアの状態が最後まで続きました。

今だけの花、ハクサンコザクラが咲いているとの事。
雪解けを待って咲く花、濃いピンクの小さい花、ハクサンコザクラ。
福島県の山では飯豊山と会津駒ヶ岳付近にだけ咲くと聞いていま
したので、楽しみにしていました。

山頂にはコバイケイソウ、ハクサンチドリ、チングルマ、イワウチワ、
シナノキンバイ、そしてハクサンコザクラの群生がありました。

会津駒ヶ岳の北西に続く木道を歩くと、草原に残雪や池塘があり、
8月の山にも、まだ雪が残っていることに感動しました。

いいお天気に恵まれた夏山登山、万歩計を見ると、33000歩の
表示が出ていて、びっくりしました。
駒の小屋に続く木道とコバイケイソウ

会津駒ヶ岳山頂をへて中門岳への平原に入る

中門岳山頂の池塘、夏雲が映る

会津駒ヶ岳へ戻る。残雪がある。

雪解けを待ってすぐ咲くハクサンコザクラ

向かい側の山にも谷筋に雪は残る。

立ち枯れの木々の向こうに会津の山々




静岡県三保の浜辺

[植物] 投稿日時:2013/08/04(日) 08:36

清水市にある三保の浜辺を散歩して見かけた,7月から8月にかけて咲く植物は
山間地に住む私には、なかなか興味深いものがありました。

黒松の林、蝉の声、細かい砂に這うように伸びている植物。

朝歩いていると、7時ぴったりに、一斉に出発し、漁場に向かう漁船の群れを見ました。

ここの浜辺に打ち寄せる波は優しく、波音も静か。

お天気が良ければ富士山が海越しに見える景色のはずですが
今回、残念ながら曇り空で見えませんでした。
秋から冬にかけては、雪を被って裾野を長くした富士山がはっきり見えるとの事。

昔から憧れていた景色を、いづれまた、との思いを残しました。

三保園近くの林に咲くハマユウ

面白い黒松の線の芸術

初めて見たハマゴウ(人の入らない浜辺に咲くとのこと。7月から8月に咲く)

コウボウムギ(4月から7月が開花期)

堤防継ぎ目に咲く鉄砲百合

黒松に寄生しているシダ(ヒトツバか?)



山梨県、静岡県旅行

[日常] 投稿日時:2013/08/02(金) 20:18

草月会館で例年行われる、7月行事のサマーセミナーを受講後、
毎年神奈川県に住む姉と共に、関東や関西に旅行をします。
今年は富士山を山梨県側からと、静岡県側から眺める旅でした。

第一日目は山梨県は晴れていましたが、静岡県側は水分の多い雲で
ガスがかかっていました。
富士山5合目近くで、ガスが晴れたとき、ちらと山頂が見えました。
赤土の三角山。登山客、観光客がごったがえし。
登山口にいる観光用馬はびっくりするほど、おとなしく客待ちをして
立っているのが印象的でした。
足の太いがっちりした馬。農耕馬を思い起こします。
晴れているのに富士山が見えない。
見える時は「ここにそびえます」の案内。

静岡県泊の二日目は、朝の曇り空が、雨に。
林のあるところ、蝉の集団で鳴く声にびっくり。

三保の松原、清水港、白糸の滝と雨模様。
富士山の長い裾野までの姿を一度も見ず仕舞いとなった旅でした。

山梨県勝田のブドウ園の木(樹齢30年)

富士山五合目のレストハウス標高2305m地点

五合目小御嶽神社入り口

静かに客を待つ馬

バスの中から富士山頂を望む

花の都公園内の水車とアナベル

火山流により燃え尽きた木の痕(公園内に置いてある)

明治45年に建てられた日本初のコンクリートの灯台(三保園そば)

小雨にけむる三保の松原

羽衣を持つ漁夫、柏梁の像

白糸の滝は見えず、音止めの滝





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