菅野草苑さんのブログ 2013/6

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ふくしま特別復興いけばな展

[いけばな] 投稿日時:2013/06/27(木) 18:41

6月22日から24日まで、ふくしま特別復興いけばな展を
郡山市、ホテルハマツのロビーにて行いました。

これは草月流勅使河原茜家元の特別の計らいで実行できたもの。
茜先生の福島県を支援したいという思いと、私たちの、先生をお呼びしたいという
思いが一緒になって実現したものです。
会場を提供してくださったホテルハマツさんのご厚意をはじめ、沢山の方のご厚意に
支えられたからこそ、実施できたことで、本当に感謝しています。

今回のイベントは、県支部の会員はもちろん、集まってくださったフクシマの方々に
も力を与えてくれたと思っています。

22日の家元、茜先生の公開大作の制作。
午後のデモンストレーションは中作、大作の制作。パフォーマンスでは会場の方に
花器と花材を選んでもらうという趣向。花も花器も全くバラバラに選ばれたものを、
その場でいけた作品は、花器と花材がマッチした素晴らしいもの。その見事さに
会場からは、歓声と拍手が湧きあがりました。

家元先生を囲んだ一日は楽しいものとなりました。

茜先生の作品と一緒に、私たちの作品が展示できる喜びを感じた、今回の
復興いけばな展でした。


勅使河原茜家元作品  


かなばと季節の花を使った、私の作品など


作品風景

会場風景


会場風景


会場風景


上からの風景


逆光の風景

結婚式を挙げた方の記念撮影


青森県旅行での収穫

[日常] 投稿日時:2013/06/15(土) 15:46

平成25年5月21日から24日、3泊4日の青森県旅行は
いずれの日もお天気に恵まれ、心豊かな思い出深い旅となりました。
今年の春は寒さが続いたため、青森の、遅かった春の目覚めの時期
にめぐり合えて、自然と歴史と風土の素晴らしさを充分に満喫できた、
感動的な旅行でした。

陸奥湾では、フェリーの上からイルカに出会い、下北では車から野生の猿
に会い、津軽半島ではオスの雉を見ました。
行きは岩手山、岩木山が山頂が雲で覆われていましたが、帰りの道では
どちらもすそ野まで姿を見せてくれました。

青森県の5月の海や山は、自然災害に遭わなかっただけに、素晴らしい景色でした。

緻密な計画を立て、1500㎞の走行距離を一人で運転し、案内してくれた宜子さん、
本当に感謝です。



脇野沢からのカーフェリー


脇野沢港からむつ湾フェリーで蟹田港へ。途中2度、イルカの泳ぐ姿を
間近で見る。
「幸運のイルカと出あった幸運な人だと証明します」のバッチを貰う。

蟹田港の風景

津軽半島の十三湖橋

十三湖から岩木山を見る

高速道路から見る岩手山




下北半島大間岬  津軽半島竜飛岬

[日常] 投稿日時:2013/06/14(金) 19:51

青森県旅行で訪れた本州最北端の大間岬と竜飛岬。

仏ヶ浦から大間岬に向かいました。マグロで有名になった所です。
風速10mの風が吹き出していましたが、その風が鷗をあおっていました。
特産物を売る人は、自分の店の前で客寄せをしていますが、あまりの風の
強さに、まばらな客はすぐ駐車場に行ってしまいます。「本州最北端の碑」
の前で、記念写真などというのは無理なほどの寒さと風でした。

この岬を東に向かうと、ピタリと風がやんでいいお天気になりました。
本当にびっくりです。

次の日に出かけた津軽半島先端の竜飛岬。
先端部分の展望台には大間岬と同じく、風が強く吹いていました。
ここではやはり、「津軽海峡冬景色」を口ずさみました。
大きな照明装置のある灯台があり、遠くの山には風車が立っているのが見え
ます。

国道339号線の有名な階段国道。
アズマギクや白い花を咲かせている植物があり、おそらく高山地帯に咲く花かと
思いました。

竜飛岬に行く途中、義経海浜公園で、義経伝説の岩を見ました。平泉では死なず
落ちのびてきた義経が荒れ狂う海に向かって、祈願したところ、翌朝三頭の龍馬
が厩石に繋がれていて、無事、北海道に逃れることができたという伝説です。
今日は穏やかな海なので、大荒れだった大間岬の海を思い浮かべ、伝説の場面を
想像しました。
この岩は海岸の浸食によるものとの事。

二つの岬には、海と山が押し迫る、青森独特の地形を感じました。


すぐ海につながる大間岬

石川啄木の碑

残念ながら北海道は見えない

竜飛岬の海。やはり北海道は見えない

竜飛岬灯台

内陸部に風車が見える

339号線の階段国道の標識

竜飛岬灯台近くに咲いていた花、これの名は?

厩石(義経伝説の岩)

下北半島 むつ市

[日常] 投稿日時:2013/06/12(水) 09:29

下北半島、斧の首の部分にあたるむつ市。
夕方、宿泊地のむつ市大湊に着きました。
晴れた穏やかな海、山に囲まれた静かな湾。
ちょうど船が停泊した所に出会いました。船のマストに警戒艇と書かれた黄色い旗が
立てられているのが、目に入りました。
ここ大湊は元日本海軍の軍港であり、現在は海上自衛隊のある所です。

同じ湾の一角に「斗南藩士上陸の地」と記されたポールと記念碑がありました。
今NHKで放送されている「八重の桜」の会津藩が会津を追われ、最初にたどり着いた
所です。

私に沢山の影響を与えた女性がいます。元会津藩士の子孫で、母方が西郷頼母の娘、
父方が同じ家老職の土屋家。
つまり先祖は会津から青森に渡り、十和田市三本木が第二の故郷となった方です。
戦後、郡山に移り住んだ関係で、私は知り合うことができました。

会津藩の士族としての誉れも高く、凛とした、本当に素晴らしい方でした。
その方を思い、歴史の流れを考え、大変心揺さぶられながら、海を、釜臥山を眺めました。

記念碑には会津の鶴ヶ城壁の石が積まれ、赤松も移植され、むつ市の花、はまなすが
記念碑の周囲に植えられていました。


むつ湾に停泊したばかりの警戒艇

斗南藩士上陸の地のポール
明治2年斗南藩として新政府から再興を許された会津藩、新潟から海路を取ってたどり着いた。

釜臥山と夕日が映る陸奥湾

大湊駅 大湊線の終着駅

北洋館 大正5年日本海軍大湊要港部の大清水交支社として建築された。
現在日本海軍、海上自衛隊大湊地方隊に関する資料を展示

日本北限の猿。脇野沢「野猿公苑」で飼育されている 若い猿が二足歩行をしている。

親子の猿






下北半島 恐山と仏ケ浦

[日常] 投稿日時:2013/06/07(金) 19:41

下北半島中央部に恐山と宇曽利湖があります。
山自体は878mの火山地帯。
日本三大霊場の一つ、恐山。
本尊は地蔵菩薩で862年に開山とあります。

私たちが行った時は人気は殆どなく、静かなたたずまいでした。
火山地帯で温泉も湧き、流れている水に手を入れると丁度良い温度でした。

ごつごつした石が転がり、石が積まれ、独特な雰囲気がありますが、
残念ながら、私は霊を感じることはなく、歩きました。
静かに白濁する宇曽利湖の奥の山には残雪があり、青空に佇んでいました。
新緑の始まった周りとは違い、恐山は地熱を感じ、蒸し暑い思いがしました。

恐山から、冬季間閉鎖されていた道を下り、佐井村へ。途中は今時珍しい砂利道。
観光船は今日の最終便。津軽の竜飛岬は風速10mの風で波が荒れている、
一時間後には仏が浦に吹くということで、心配しましたが、行くときは穏やかな海。
仏ヶ浦は青く静かな波で、満潮時。「飢餓海峡」の舞台にもなった奇岩の連なり。
岩一枚一枚が、荒波に削られた、まさしく大自然の造形です。
流れ着いた地蔵様が祀られているというお堂があります。


帰りの船は予想通りの荒波になって、右、左に揺れ、波しぶきの中の高速船となって
帰ってきました。

佛と霊の旅でした。


恐山入り口

地蔵様と白い砂地が見える

荒涼とした風景

風車が回る

宇曽利湖と山々

観光船から仏ヶ浦近くの岩

上陸してからの岩

仏様の岩

きれいな海と岩

流れ着いた地蔵を祀る(今は見ることが出来ない)お堂

波立つ海




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