菅野草苑さんのブログ

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夏の高原めぐり

[日常] 投稿日時:2014/08/02(土) 11:28

梅雨が明けた7月24日、長野県八ヶ岳山中にある3っつの高原めぐりをして来ました。
高山植物の宝庫と言われる車山、霧ケ峰、美ヶ原めぐりです。

バスの中で、添乗員の方が、「ニッコウキスゲの季節ですが、無残です。」と説明。
時期的にお花は終わってしまい、それで無残なのかと、勝手に思いました。
どの高原に行ってもほとんど花の姿が見えません。
咲いていても一本立ちの花ばかり。
美ヶ原高原では細い線に囲まれた部分だけに、群生が見られました。
太陽光で稼働している鹿よけの電線が張られている内部の花畑だけです。
無残だというのは鹿の食害を言っているのだとわかりました。
尾瀬の大江湿原も無残と聞いています。
 
環境変化によるものでしょうが、あの美しい群生が見られないのは山行きの
魅力を随分なくしていると感じました。
富士山頂にあった気象観測用バルーン。今は車山山頂に設置
車山山頂から見た白樺湖
霧ケ峰高原に立つ霧鈴台
ビーナスラインで出会ったカモシカの親子
美ヶ原の牛伏山から
高原に咲く車ユリ、強風のせいか背が低い
美ヶ原野外美術館を見る
高原牧場の牛たち
 

7月の山野草

[植物] 投稿日時:2014/07/16(水) 09:42

台風8号が日本列島に被害をもたらした日の翌日の7月13日。毎年この時期に、福島
と栃木の県境にある大峠から流石山(1822m)に咲く夏の高山植物を見に登ります。
今年は生憎の曇り空。その上、大峠では太平洋側から吹く風がとても強く、登山者の
ほとんどが道を引き返して来ます。
山頂尾根の風は相当強く、危険との事で登頂は断念。しかし、ニッコウキスゲや
シモツケ、アシガタチドリなど沢山の花が咲き誇るかのように、強風に耐えて咲いて
いました。
登山口の足元にショウキランのピンクの花が咲いていました。

途中下山では、消化不良の感じがしたので、田島の駒止湿原へ行先変更。
六月駒止湿原に行った人から、今年はニッコウキスゲヤワタスゲが沢山咲いて
いると聞いていました。

ワタスゲは風に吹かれ、綿毛がほとんど飛んだ後でしたが、まだ見られる状態で、ヒオウギあやめ
が花はわずかに咲き残り、ほとんどが種となって丸く膨らんでいました。

湿原は周りが林に囲まれているので、風もなくゆっくり、のんびりと木道歩き。
湿原には薄ピンクのトキソウが至る所に咲き、ピンクの濃いサワランが点々と散らばって
アクセントをつけていました。
水の中にモウセンコケやミズゴケがあって素晴らしい湿原散策になりました。
流石山のアシガタチドリ
流石山駐車場近くの草むらに咲くショウウキラン
駒止湿原のトキソウ
ニッコウキスゲとワタスゲ

 

湿原に立つオブジェ 雷の落雷による
モウセンコケ

ホテルハマツ ロビー花 7月 七夕

[いけばな] 投稿日時:2014/07/02(水) 11:10

梅雨空の中、晴れた日もあって、暑い日差しが差し込んでいます。
夏も本番となり、夏祭りのイベントが各地で行われるようになります。
七夕をイメージして、ホテルハマツの7月作品を作りました。

涼しさを運んでくれるよう、ブルーを基調とした色彩で制作しました。
軽く、明るく、楽しそうに、いろいろ吊るして制作しました。

煙の木が乾燥しても、美しくいてほしいと願っています。
作品 表
作品 裏
2階吹き抜けから

6月の磐梯山

[日常] 投稿日時:2014/06/21(土) 16:00

梅雨の晴れ間の日、表磐梯から磐梯山登山をして来ました。
猪苗代スキー場から、途中の、林道が通っている火山観測所までは車で。
そこから登山が始まりますが、意外に急登です。
暫くすると沼ノ平で平坦になり、磐梯山が見えてきます。
6月はミヤマキンバイ、磐梯山のみにある固有種のバンダイクワガタやアズマギク、オキナグサ
などが咲いています。
良いお天気に恵まれ、山頂からは360度の眺めで、遠くの山並みまで良く見えました。
裏磐梯に当たる噴火口跡と、草原と森林に覆われた表磐梯。
なかなかの迫力でした。
沼ノ平鏡沼からレンゲツツジと磐梯山
がれ地とムラサキヤシオツツジ
磐梯山固有種のバンダイクワガタ
裏磐梯側の銅沼と檜原湖
今も赤く残る岩石

弘法清水下の草原
岩場に咲くミヤマキンバイ
磐梯山山頂
山頂からの猪苗代湖
山頂からの会津盆地
磐梯山山頂片側の櫛が峰の姿
沼ノ平に咲くアズマギク
沼ノ平に咲くオキナグサ

 

信仰の里山 飯谷山

[日常] 投稿日時:2014/06/09(月) 15:44

6月8日 友人から誘いが有り、申し込んでいた、福島県柳津町にある
飯谷山(782m)に登ってきました。
出発の時は曇り空。梅雨に入ってしまったので、雨が気になりましたが、
西へ向かうにつれ、空が明るくなり、青空も覗く空模様となりました。

この山の里には、日本三大虚空蔵尊の一つ、会津柳津虚空蔵尊が有り、
近くの、只見川には、赤い、大きな橋が架かっています。
飯谷神社から登り、姫シャガ(ハナガツミ)が花道のように咲いていて
私たちの行く手を導いてくれました。
暫く登って行くと、福島県と新潟県、山形県だけに咲くという、ヒメサ
ユリの花も迎えてくれました。
低い山でも、さすが会津の山、サンカヨウの咲いたあとの、青い実が
ついていました。(この花は深山に咲きます。)
ブナ林の中に奥ノ院の祠が有り、昔は神社の雪下ろしに通ったとのこと、
大変なので、現在は、里に神殿を移し替えてあるそうです。
ブナ林の中は熊の生息痕が沢山有って、糞、木を登った爪の痕などが
見られます。ここが熊の生息地であることを、改めて感じました。
途中、目の前でニホンカモシカにも出くわし、自然豊かな里山と感じました。
林の中、汗をかきかき登った山頂から眺めると、豊かな会津の田園風景と
山並みが広がっていました。

出迎えのヒメサユリ

 
 
 

ブナ林
山頂から眺める虚空蔵尊前の只見川に架かる赤い橋
遠く只見川と会津坂下町の平野が見える
途中にある清水頭の滝
                     

下山後見た月光寺にある太い山ブドウづる


 
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